休みだしカネーデルリでも作ってみるか

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休みだしカネーデルリでも作ってみるか

コロナで職を失って実感したこと。

何の予定もない1日は果てしなく長いのに、夜になると何もできなかった1日に絶望すること!!

でも勝手なもので、やっと働き始めると今度は休日が貴重になってくる。

「おうち時間」をどう楽しく有益に過ごすかは自分次第。

だから進まない勉強は放り出して今日は料理でもしてみることにする。

調べても何だかいまいち味のイメージが湧かない料理。しかし簡単そう。作ってみるしかない。

「カネーデルリ」はイタリア北部の「アルト・アディジェ」という地方の郷土料理。

南チロルとも呼ばれていて、イタリアというよりドイツの文化が浸透している地方。

ここのプリモピアット(=第一の皿。パスタやリゾットとかのこと)で真っ先に挙げられるのが「canederli=カネーデルリ」。

ドイツやオーストリアでは「クヌーデル」と呼ばれていて、こちらの方が有名なのかも⁇

「カネーデルリ」はアルプスの山の庶民料理。

なんと昔この地域では1年に1度しかパンを焼かなったらしい。

まとめて焼いて保存しておいたパンを牛乳で湿らせて、残り物のチーズや肉の切れ端を混ぜ合わせたらお団子みたく丸めて茹でるっていうリサイクル料理として誕生した。

こういう「分量は余ったぶん。同じ物は作れません!」みたいなのって家庭料理ならでは。

起源はそんな感じでも、今やアルト・アディジェの名物料理。

定番の具材は決まっていて

  • 地元産のハードタイプのチーズ(グラナやパルミジャーノチーズで代用される)
  • サラミや生ハム。特に名産の燻製ハム「スペック」を使うと本格的
  • ホウレン草やビーツを練り込んで緑やピンクのカラフルなお団子にするのも人気

ソースは

  • 焦がしバターのソース
  • ブロード(出汁スープ)に入れて崩しながら食べる
  • グーラッシュ(ハンガリー発祥のパプリカ入りの肉のシチュー)をかける

のが一般的で、トマトやゴルゴンゾーラチーズでソースを作っても。

よく見かけるのはブロードに浸かったカネーデルリ。

冬に食べられることが多くて、寒い日でも一皿で体がほっかりと温まるから。

同じ理由からか、アルト・アディジェではパスタよりもスープをよく食べるんだとか。

パスタとピッツァ以外のイタリアをここに発見。

ちなみに、お隣のトレンティーノには「strangorapretti=ストランゴラプレーティ」っていうよく似た料理がある。

トレンティーノ地方でよく採れるホウレン草などの青菜を使うのが決まり。

休日だしカネーデルリでも作ってみるか

ストランゴラプレーティ

ストランゴラプレーティは直訳すると「神父殺し」。

16世紀のトレント公会議(世界的な宗教会議)で聖職者がおいしすぎて窒息するほど食べたっていうのが名前の由来。

青菜と小麦粉、卵と牛乳を混ぜ合わせて丸めて茹でたら、セージバターを合わせるのが定番。

カネーデルリもストランゴラプレーティも食卓にあったら清らかなアルプスの山の気分を満喫できそう。

勉強はここまで。さー、作り始めよう!

あ、でも他のメニューについて何にも考えてなかった。

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