カザレーゼについて考える

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casalese

どんな仕事でも、何気ない会話の中にふと出てくる専門的な話題にどう反応するかで、その人の経験値とか、いつも色んなことを気にかけてるんだろうなぁ、みたいなスケールの大きさがチラリと見えてすごい!と思うことがある。

逆に分からない自分が情けなくなるんだけど。

最近出会った例は「カザレーゼ」という料理名。

とっさにグリニョリーノ主体のワイン「Grignolino del Monferrato Casalese DOC」が思い浮かべば「あぁ、ピエモンテ州の料理なのかな⁇」くらいのひらめきはあったかもしれない。

でも勉強不足。似たような名前の全く違うパスタしか思い浮かばなかったんだから仕方ない。

カザレーゼは「カザーレ(地名)風の」という意味。カザーレはピエモンテ州、イタリアの首都トリノの郊外にある人口3万5000人位の街で、アスティやバルベーラで有名なモンフェッラート地方にある。

「カザレーゼ」の正式な料理名は「stufato  all’antica = 昔ながらの煮込み料理」とか「arrosto morto alla casalese = カザーレ風ロースト」というらしい。

どんな料理かというと「肉のマスタード煮込み」。

肉(本来は仔牛)を玉ねぎとビネガーで薄めたマスタード、アンチョビとワインで柔らかくなるまで煮込んだ料理。

マスタードのマイルドな刺激が体をじんわりと温めてくれる。これからの季節にもぴったりの一皿。

似たようなレシピはネット上にたくさんあるけど、料理人が作った美味しい料理をレストランで食べるっていうことに特別感がある。

そして「マスタード煮込み」じゃなくて「カザレーゼ」というイタリアの郷土料理を食べたっていう方が、きっと思い出に残るはず。

だから自分に甘くなってしまうのを何とか踏ん張って、1つ1つ知識を積みかさねることで「すごい!」と言われる人物に近づかないといけない。

…と言いつつ自己研鑽は早めに切り上げて毎日飲みたい。意思の弱い自分でした。

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